① コロナになって、あなたの暮らす町はどのように変化しましたか?
「ヒト」の匿名性が強まる一方で、「植物」の生命力は高まり、増幅する。私の暮らす町は、知り合いに会うといつも挨拶しあうような町だけど、マスクを積極的につけるようになり、挨拶する機会が減った。(誰かわからなくなる)この時期、家の周りは凄い速度で草が生い茂る。この町に暮らす多くの人が、自粛期間中は草むしり出来る時間が増えたと言っています。
② (自粛期間中)朝起きてから夜寝るまで、ある一日の行動を教えて下さい。
7時に気持ちよく目覚める。ゆっくりと朝食を作り、夫が珈琲を淹れ、一緒に庭を見ながら朝食をとる。庭の草花へ水をやり、雑草を引き抜く。着替えたら9時過ぎに川沿いをウォーキング。模様の綺麗な鳥を眺める。季節の花、木々の香りを楽しむ。公園でインターネット。午後は庭仕事をする。とにかく雑草を引く。花を植える。休憩は庭先で珈琲を飲む。アマゾンプライムでドラマを見ながら夕食を食べる。夜は蛙の声に囲まれながら、夫と稽古。創作や踊りについて話し合う。9時迄にはお風呂に入り、10時には寝る。
③ コロナで家に居ることが多くなり、あなたの体にどのような変化がありましたか?
ゆっくりとした自分のリズムを感じた。今まで気づかなかった景色・・例えば、朝いつも来る鳥がどの木に止まっているかとか、田んぼで顔を膨らましながら鳴く蛙の姿を初めて見たり。とても静かな時間が流れ、水滴がゆっくりと零れ落ちるような感覚だった。
④ コロナ以前と以後で、あなたにとって大きな違いは何ですか?
自分には自分のリズムがあることを体で知って、他人の時間軸に合わせすぎることは危険だと感じている。それから、東京や海外への移動が出来ない、人に会えないことで、コミュニケーションにおけるリアルとバーチャルが入れ替わってしまった。
小さな変化一つ一つを疑い、受け止め、手放す日々が続いている。