「はみ出す身体と思考」に出会う

Artist statement

伊東歌織は2012年より、「身体は所詮、お供え物?」をコンセプトにしたダンスプロジェクト・アマキオトを主宰し、主に劇場以外の空間で振付家としての活動をスタートさせた。
  
これまで儀式における所作、絵画におけるポーズや構図をモチーフに作品発表してきた伊東が、その創作活動において最も重視しているのは「はみ出す身体と思考」に出会うこと。揺るぎない枠組み/動きの反復の中で、身体と思考がいかにはみ出してゆくか。それらがダンサー/観客の個々の「感情」や「物語」をどのように引き出してゆくのかを探ることが、伊東にとっての「振付」を意味する。
  
 2017年以降、拠点を東京から兵庫県の山間の町、神河町に移したことで、活動内容は公演発表よりも「ダンサーとの対話」を軸として、個人が様々な環境を移動、横断することで立ち上がる身体と思考を共有する場を創ることに移行している。